本の場:●本の場● 山崎曜 YAMAZAKI YO 手工製本家 メディアとして主役を降りて久しい「本」を、今までとは別の、美や造形として輝かせて、新たな「もの」として存在させたい。

屋根に上ってビワをとる

 

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自然に生えてきたビワ。何年前から実をつけるようになっただろう。 

また今年も娘といっしょに屋根に上って収穫。 

今年はなり年か、たくさんなって、実も大きく味もいい。(父がまめなことに摘果したからか、温暖化のせいか・・・) 

教室のみんなにも配れます。 

 

2007年5月31日 本の場 | | コメント(0)

試作に潜伏していました

 

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きのうは午前は「手で作る本」の続編の打合せだった。この写真のテーブルのようにカオス的状況。 

でもなんとなく方向はみえてきた。綴じ方とか接合とかのアイデアと、使う場面と、作例としての見ばえとのコンビネーションが求められるのだが、こればっかりはどんどん作るしかない。 

 

それとは別に昔やった「綴じ付け製本の工程」の展示。これも小冊子化を考えている。で午後は知り合いの印刷屋さんに相談に。 

そこで糸綴じの良さを言われた。 

機械製本の糸綴じは固める糊(ホットメルト)とのコンビネーションによって力を発揮するんだな〜と再認識。無線のものより奥まで糊を入れなくてすむので開きがよくなるようだ。 

 

手製本はどうする?って、また、思ったよ。 

 

で、「本の作り方」池上幸二郎、倉田文夫 主婦と生活社  

を眺めていたら、もういろいろ自分の落ち度が見つかって・・・ 

「手で作る本」の参考文献でもあったのにいったいどこ読んでたのって感じ。 

あ〜あ〜ぼろぼろだな。 

(たとえば四つ目綴じのとじ終わり、糸を横に抜いてのり付けしてから中に挟みもどしています。こうしないとやっぱり糸が抜けちゃうんだ。書いてあるのにね。)勉強不足は毎度のことだが。本になってるとみんなに迷惑だし。 

 

でも「その時の自分」だから仕方ない。なんとかして次によくしていくしかない。なんらかの方法で。 

 

2007年5月30日 本の場 | | コメント(0)

材料集め

 

 

自称「小さいハンズ」な、うちの製本教室。 

まあ、材料のセレクトショップといったところでしょうか。全然厳選されてないけど、色々あるという点で。違うものを寄せ集めるのが好きなので。リングのようなベアリングとか使い方がよくわかんないけどとりあえず手元に置かねばと勘で思うものからリネンの素敵な糸とか見ただけで「ああ、うう!」ってなるものまで。(統一感があって「揃ってる」のが嫌い、病) 

このところそんなに増えていなかった素材、材料。 

が、次の本のアイデアのためにはいろいろ必要になります。 

で、今日は主に和紙を買いました。といっても千代紙とか柄物。伊東屋のパピエリウムにも行き、柄の紙っていっぱいあるのね〜と、再確認。とりあえず和物にシフトなのでここでは買わず。 

柄って使いこなしがね、難しい。「柄=デザイン」には働いてもらわねばならないけど、主役にはするようなしないような。 

微妙な効かせ具合で使いたいからね。

 

2007年5月23日 本の場 | | コメント(0)

思いつき

 

 

製本のネタ(主に構造だね。それと何を製本するのか、ってこと。)を考えるので頭の中がショートしてる感じなので落ち着かず。なんかしてるとすぐいろいろな思いつきが出ちゃうのである意味こまる。 

 

今日のとりあえずいい、と思った思いつき(構造、とか、何を、とか、関係ないけど)は三角定規に「さしがね(曲尺?)」を両面テープで貼り付けて使用すること。 

 

なぜ? 

 

カッターで直角を切る時に便利だし、アクリルの三角定規はやっぱり角が丸くなってきちゃうから。などなどいろいろ理由はあるのですが。 

 

さっそく今日、ワークショップにもってった。 

 

2007年5月21日 本の場 | | コメント(0)

テープカッター

 

昨日、テープカッターが切れにくくなっている原因が分かった。 

 
一度、ぎざぎざのところにべたべたがたまっちゃって切れなくなって、 
ぎざぎざの刃を無理矢理引き抜いて、スプレー糊クリーナーで掃除したんだが、はめ戻しがまずかった。外すもんじゃないのに外すのがそもそもの間違いだけど、そういうことはよくやる。 
 
直せないものがきらいだ。(というわりにしっかり現代に過剰適応して生きてる。) 
 
で話は飛ぶ。 
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写真は白山陶器の有名な醤油さし。結婚以来かなり長く醤油さしがなかったが、この有名なやつの小さいのを数年前に買った。 
しかし、ふち漏りというのか、注いだあとしずくが切れないでたれてしまう。でやはり有名なデザインのキッコーマンの赤いキャップの双頭の醤油さしを観察したの。か、雑誌で見たのかもしれない。ふち漏りしないコツは○穴の下部がv字にカットされてるのね。 
そっかーと思って、写真の陶器の口にヤスリでv字カットを加えてみた。 
見事、もれなくなりました。工業デザイナーっていうかものを作っている人ってやっぱりすごいな〜と感心しました。(そしてそれを応用できた私もちょっと得意!でした。) 
 
で、テープカッター。なんか切れないな〜と思いながら放置してたのね。 
観察すれば分かったのに思いこみでよく見てなかった。 
やっぱり観察が大事だな、先入観をとっぱらった。 
(でも外しちゃいけない刃を外しちゃうところは自分の良いところ。壊してみるのって大事。) 

2007年5月20日 本の場 | | コメント(0)

夜のパクチー

 
うちの父は植物を育てるのが好きで上手である。よって庭はいろいろな植物が勢いよく、かつ適度に整理されて、生えている。 
私は今はパクチーが気に入っている。中国語だったらシャンツァイ、英語だったらコリアンダー、コエンドロはフランス語かな。 
食べてももちろん美味しいが、(きらいな方はきらいですが・・・) 
こうやってちょっとのびすぎてもう花が咲いても、いいなあ。 

  

いつもスケッチしたいなーと思いながら、横をすぎる。(はやくしないと終わっちゃう。実になっちゃう。実も美味しいけど。) 
昼間、教室で、写真とりそこねたので、さっき教室が終わってから撮った。(久々の写真。携帯だけど) 

 

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次の本の図案のネタにしたいな。(ステンシルかな〜)

 

 

2007年5月18日 本の場 | | コメント(0)

身体使い

 

手伝ってもらいだして、1月以上たった、jさん。 

作業の時の動きとかについてついついいろいろしゃべる。 
「前の仕事とちがった所が疲労します。」 
と言っていた。 
 
私もデスクワークから転職して製本の弟子をはじめた時、はじめの1週間はものすごく疲れた。全部立ち仕事だったからだと思う。慣れてしまえば立ってるのってそんなに筋肉を使っている実感はないが。 
 
よく話題にしている「製本」上田徳三郎著では「あぐら3年」なんて話がでている。日本の職人にはあこがれるのであぐらもかけたらな〜と思うが 
股関節がかたいので上手くあぐらで座れない。ご飯の時はなるべくあぐらにして、股関節のゆる体操もしてるけど、まだまだ。 
 
50までにはかっこよくあぐらかきたいな。 
 
製本って手で作ってるようだけど、身体全体を使って作業してるところがけっこう好き。しかも文字とか頭脳的なことも当然関わってくるし。こういう職種って独特なんじゃないかな。

2007年5月17日 本の場 | | コメント(0)

足から手へ力を伝える

 

太極拳は一見、踊りのようだけど、武術。 

(簡化24式というのが、それをアレンジした、いわばラジオ体操とのことらしい。) 
 
私はカルチャーセンターでかじってるだけだけど、陳式という元のかたち(に近い?つまり武術的?、と言えるのかもしれない)のタイプのものをやっている。 
 
先生はいろいろな言葉での説明とともに、手を少し押さえてくれたりして力の効き具合を感覚させてくれる。今日は足を少し内側に入れ肩胛骨から手も微妙に締めるというのか力の方向に素直に並べるというのか、まったく言葉で説明はできないんだが、「効いてる」感じというのが少しだけ「感覚」できたので、すごく面白かった。身体の感覚していることは単純だけどそれを言葉で言うことは難しい。というか言ったってそれは違うことになる。 
 
身体を動かすのも楽しいけど、それで「言葉」のことを考えるのも一興。
 

2007年5月16日 本の場 | | コメント(0)

打合せ、ネタ練り

 

きのうは雷あめのあと、さあっと晴れたところでmさんと本の打合せ。 

できてるかな、と思うネタはほぼ1つだけなのであとは途中のものをばーっと見せてばーっとしゃべって、といういつもの感じである。 
ブレインストーミングのようでもあるし、カウンセリングを受けているよいうでもあるし。 
 
私はものすごく相手の反応を見てしゃべってる。多分プレゼンをするデザイナーなんかもそうなんだろう。mさんの反応はたいがい微妙なので、引きがあるのか本当に「いい」のか「そうでもないのか」むずかしいな〜と思ってもやもやする。そのあたりが結果として「いい」んだと思う。 
 
この過程がとても大事なんだということは前回の本でもとても感じていて、やはり、mさんは優秀な企画+編集者なんだと思う。しゃべる前までは隠れていた考えがでてきたりとか、むろんmさんの方からでるアイデアもあるし。製本やってる時は手を動かしてるとアイデアがでることがあるけど、こういう場合はしゃべることで同じことをしてる気がする。 
 
で、翌朝の今は合本のアイデアで頭が破裂しそうな状態になってる。頭だけで盛り上がってる状態。手を動かして1つ1つ試していくしかない。頭だけで盛り上がってるアイデアってだめなこと多いからね。

2007年5月16日 本の場 | | コメント(0)

あすは次の本、打合せ

 

次の本の準備着々と。 

と言いたいところですが、少しずつ。 
です。 
今度は雑誌の合本やアルバムなど割りに具体的かつ実用的なことをやってみようということで、そこからちょっとせめてみています。 
 
「あるものを生かす」ということを主にやっていきたいです。具体的には針金とじをそのまま使うとか。 
 
生活の中に使える技として。 
 
このあいだのワークショップでは巾定規(10ミリや12ミリや3ミリ幅の棒)もとても受けがよかったので、そこらへんも積極的に紹介できる作例をつくりたいです。

2007年5月14日 本の場 | | コメント(0)

ホビーショー

 

ホビーショーへ行った。(券をくださった生徒のhさんありがとう!) 

思ったほど疲れなかった。 
娘は「作りモノ」が好きなので楽しかったようだ。(ガラスのエッチングをやって喜んでいた。) 
本当にいろんな「作りモノ」がある。 
自分自身は日本バイリーンで不織布の接着芯について質問できてよかった。耐久性はそれなり、な感じの答だったが、ホットメルトの付け方がダブルドットといってとける温度の違う接着剤が重ね刷りしてあり、それによって接着剤の染みだしを防止しているとのこと。 
130°(すなわち中温)、10秒(結構時間はかかるのです)、3キログラムの加重(体重計の上にアイロンを載せ、力の加え方を感得すべし)、スチームなし(説明書にはありで書いているが、温度が上がりすぎる場合がある)、がポイントと聞いた。

2007年5月14日 本の場 | | コメント(0)

フランス人来る

 

日記らしい日記。 

今日は教室にフランス人生徒が来た。(フランスでつい先だって2年間製本を学んだそうだ。)3月の製本倶楽部展で知り合った。製本倶楽部はフランスに留学した方も多く、彼女もけっこうそこで話をしていたから、まさか本当にうちの教室に来るとは思わなかったけど。(たぶん日本語をしゃべれるようになりたいんだろう、とっても意欲的だから。だったらフランス語のしゃべれない人の教室に行ったほうがいいに決まってる。) 

私はヒッポに行って遊んでるけど、フランス語はあんまりしゃべれず。しかし、これから毎週来るから楽しみ。3月に出産して2年間これから日本にいるらしい。今日は旦那と二人のお子さんといっしょに現れた。あっぱれ。(だんなはお子さん連れて先に退散。えらいな〜。)私も負けてはいられない。ああ、もう聞いてみたいことがいっぱいだー。 

 

池上幸二郎さんの「japanease book binding」(あれっ、英語の本だったっけ、あがりまくっていてフランス語のような気がしていたけど。)を見てやったとその本と自作の麻の葉と康煕綴じのを持ってきてくれた。池上さんの本は日本の「本のつくり方」の翻訳かなっと一瞬思ったが、別のものだった。「本のつくり方」よりずっと詳しかったよ。「寄せ盤」に「ツク」がたててある写真もでていて。1986年の刊行だったな。 

2007年5月13日 本の場 | | コメント(0)

和本

 

きのう神保町の誠心堂書店へ。 

何か和本が買いたい、と思いながらなかなか買えてない。昨日も。 
本を買うとき、読みたいから買う、がやっぱり基本だからだろう。 
 
四方田犬彦さんが岩波の「図書」で日本の古典を紹介する文を書いていてそれを読むと、和本でそれを読んでみたくなる。 
 
多分そんなところからアプローチをかけてみるべきなんだろう。 
(変体仮名どころか古文を読みこなすことすらできなくても、まず持つことから・・・) 
 
それはさておき、和本はやらかい。多分、手漉き紙しかない江戸のころは「紙」っていうものの雰囲気が今私がふつうに思い浮かべる「紙」という言葉と随分ちがったものだったろう。 
ちょっと憧れる。 
 
現代にそのいい雰囲気をアレンジして、「あたらしいほん」が作れるのか。 
 
ものすごいお金をかけて高級なものを作ってみた〜い、 
と思う一方 
手軽で上手な工夫もしてみたい。

2007年5月10日 本の場 | | コメント(0)

くすり

 

連休前にかかった風邪がなおらず。連休には家族にうつし、全員風邪。とうとうこどもを連れていったついでに小児科で抗生物質をもらってのんでいます。今日で3日目。咳はでてるけど状態はよくなってきています。 

普段くすりはのんでません。くすりに対して根強い不信感がなぜかあるので、できれば自然治癒力で、と思ってしまって。 
しかし、あまりにくすりを避けるのももちろん考えものであることは確か。だが、対症療法な感じで(つまり、「鼻水がでる」にたいして「それを出ないようにとめる」というような。)、根本的にからだが今どうなってるのかってことを感じとったりする方向性でない、あたりが気に入らないのか。 
抗生物質は風邪の細菌(?)を殺していってるんですよね。多分。

2007年5月10日 本の場 | | コメント(0)

糸が抜けた

 

4月にやり終わった、四つ目綴じ(風の、と言った方が適切なのかな。)の糸が少し強く引くと抜けてしまうことが判明。手伝ってくれているjさんが「移動中にひっかけたらしいんですが、こうなりました」と持ってきたことで、なんどか綴じ直して、引っぱって試した結果分かった。 

 

四つ目綴じだけとっても細かい点はいろいろな記述がある。 

糸を通す順序は決まっているようだが、細かな点はそれぞれの事情でちがっているのだろう。(そして、本にどう書くかってことと、仕事の現場ではどうやってるかってことも違うかもしれない。) 

上田徳三郎口述、武井武雄図解の「製本」をまた見直し、いろいろを再発見。 

 

自分の「手で作る本」ではいろいろな本を参考にして経験の少ない人が好きなサイズを簡単に作れるように考えた。しかし、自分自身、四つ目綴じをちゃんとならったわけではないし、まして和綴じの現場で作業したわかでもない。 

 

むろん作り方を書く時、試作を繰り返していいと思われる方法を煮詰めていくのではあるが。 

 

本を書いてからは特に、エレベーターの事故とか、リコールとか、ジェットコースターの金属疲労とか、あまり他人事とは思えない。 

 

あ、 

糸の抜けたのはとじ直して、綴じのちゃんとしているものはそのままで必要部分に注射器でボンド注入することで対処。 

ものは2004年の『本と箱をめぐる冒険2 山崎曜の「手で作る本の教室」展』のカタログです。お持ちの方で問題があったらご連絡ください。 

ちなみに私が自分の教室で見せてるものは2〜3年経ってるけど問題なしです。特に引っぱったりしなければそうそう抜けるものではないですが。 

 

和綴じの良さを現状に合わせてアレンジした(つもり)のもので気に入ってるんですが(また9月の教室展でも売る予定)・・・・ 

いろいろな要素のつぎはぎをして上手く機能させるのって難しい。 

今回のことでまたそう思いました。 

2007年5月 8日 本の場 | | コメント(0)

個人的ワークショップ

 

1日は、妻、仕事手伝ってもらってるjさん、編集のmさんの3人で文庫本のワークショップをした。 

午前は先日mojitorさんのW.S.でやった、へらと木工ボンドのみのやりかた。 
午後は「手で作る本」にも載せた、刷毛を使い、混合糊(ボンドとヤマト糊)の濃さも調節しながらやる、やりかた。 
なんとなくみんなできあがった。 
 
思ったより、二つのやりかたの違いが明快にはならなかったように感じた。なんでこうやるのか、って事が意外に伝わらない。というのもサイズが小さいとか、外は雨もようで結構湿気がある、とかで、最大の問題点の 
「反り」の問題があんまりクローズアップされなかったからか。 
 
まあ、いいや。

2007年5月 3日 本の場 | | コメント(0)