本の場:●本の場● 山崎曜 YAMAZAKI YO 手工製本家 メディアとして主役を降りて久しい「本」を、今までとは別の、美や造形として輝かせて、新たな「もの」として存在させたい。

プチ展示会

 
今月は教室を休みにしているので、ためちゃいけないけど溜まってる、確定申告用の入力なんかをぽつぽつしている。
26日はだいたい月1程度で続けているデザイン会社、ビーワークスさんでの製本講習だった。
呼んでくださっている杉岡さんと知り合ったのは、「手で作る本」の出版記念展の時(2006年6月)。その少しあとから講習をはじめたので講習ももう2年になる。 
 
今回は、プチ展示会、みたいなふうにしていろいろ見せて、それについてしゃべったり意見を聞いたりというようなことができれば、という杉岡さんのリクエストでやってみた。それ見ながら次の講習かんがえましょうという含みもあって。
1折りの単純なものや表紙の装飾の試しに作るエスキースのようなものから、正統的革装の本まで雑多にいろいろ持っていった。自分のだけでなく自分の教室の生徒さんの作品とかで私が持っているものなんかも。
作品や作りかけのものなどがあると、それをネタにいくらでもしゃべることがあるので、楽しいし、気楽だ。
出張プチ展示、多分画像を見せたりするのより、ずっと面白い。(それに画像だったらネットで見られるわけだしね。)
 
多分、手元にある本(作品、作例)はそういう事のためにあるんだ。
そうやって少しずつ、古びていくのがこれらの本の役割なんだろう。
どさまわり、展示か。。。。。。。
なんか可能性あるかな。
 

2008年8月29日 本の場 |

コメント(3)

フーミン :

プチ展示、どさまわり展示、いいですね。
「作品や作りかけのものなどがあると、それをネタにいくらでもしゃべることがある…」というのもわかります。
本が一冊あれば何時間でもいけます!

私も時々『パッセ・カルトン こうして作っています』という、パッセ・カルトン(とじつけ)の作り方を紹介する工程展示を行っていますが、展示を見ながら皆さんとお話ししたり質問に答えていると時間がたつのを忘れます。

「こんな展示見たことない」「触って確かめられるのがいい」「これがいつもそばにあったらわかりやすい」というのが皆さんの感想ですが、静かな空間に美しい作品が並ぶ展示とは違ったちょっと変わった展示も面白いのではないかと思って続けています。
「完成品よりもプロセスが好き」という個人的な好みもありますけど…

今回の山崎さんのプチ展示とお話、本作りに興味がある方にとってはかなり楽しめる企画だと思います。
参加したかった!

kaze :

こんにちは、
ブログの記事がおもしろくて、アーカイブをさかのぼって拝見しました。
「出張プチ展覧会」いいですね。(私も参加したかった!)
遠方での開催は難しいでしょうが、製本教室がなかったり、
実物の手製本を見る機会が少ない所では、見ながら説明が聞けるのは
とても喜ばれるのではないでしょうか。

夏の間中「暑い、暑い」とダラダラ過ごしていましたが、
購入した未とじ本をやっと製本しました。
展示会で見たはずなのに気づかなかった事が多くて、
疑問点は、おいおい伺って作ってみたいと思っています。

製本した本と、本の紹介をブログにアップしたので、
時間があるときお寄り下さい。
ブログ「手づくりの本
http://kaze2005c.exblog.jp/

山崎 :

すっかり夏ぼけでレスが遅くてごめんなさい。
そうそう、ふーみんさんの展示、マニアには非常に興味深いですよね。
面白いことって何かなと考えると、今のようなやりかたに段々なってきました。
出身が芸術系じゃなくてデザイン系なんで、常に受け狙いですから。
kazeさんお久しぶり。と言っても7月に教室来ていただいてましたね。
「本」はやっぱりしゃべんないと楽しくみていただけないですね。だから展示の時も私が居なくてもしゃべってる言葉の断片が活動してくれるように、キャプションなど書くように努めてます。努めてる、と書きましたが、あんまり頑張ってはいなくて、説明すること自体が自分にとってすごく楽しいことなんで、大喜びでやってるのですが。

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