本の場:●本の場● 山崎曜 YAMAZAKI YO 手工製本家 メディアとして主役を降りて久しい「本」を、今までとは別の、美や造形として輝かせて、新たな「もの」として存在させたい。

NUNO WORKS定番講習

 
隔月最終日曜はこのワークショップ。
今回は「もっと自由に!手で作る本と箱」の中で紹介している文庫本のハードカバー化。特徴は手芸のアイロン接着芯を使って、木工ボンドをヘラで塗るだけで作ること。
それに今回は見返しの紙への簡単な箔押しを付け加えてみました。
箔の方はワークショップでは初めての試みなので、ちょっとてこずりました。
 

2008年9月29日 本の場 | | コメント(1)

糊の問題(いや素材もだ)

 
本を直したりするときに問題になるのが、劣化のこと。
 
酸性紙の問題がクローズアップされてから、無視できない問題になっている。
 
なおしを頼まれたとき、私がするのは、修理+改装というようなことが殆どだが、どういう糊を使うかで悩む。というかできるだけ、悪くない評判のものを使うようにはしているけど、という程度にやっている。
 

2008年9月26日 本の場 | | コメント(0)

糸井さんと原丈人さんの対談

 
昨深夜は、妻の薦めで、ほぼ日刊イトイ新聞を見る。
糸井さんと原丈人(はらじょうじ)さんの対談がすごく面白いというので。
 

2008年9月20日 本の場 | | コメント(2)

太極拳

 
太極拳。この間は皆勤的に来ているメンバーのYさんが珍しくお休みだったので、そのポジションでやる。10人程度のメンバー数で習っているのだが、定位置がなんとなく決まっているのだ。本当はいつも違う位置から先生を見ながらやるのが勉強になると思うのだが、位置が変わるとやりにくいのでどうしても決まりがちになる。
Yさんのポジションは私と逆側なのでいつもよく見えない動きがとてもよく見えて、やっぱ先生の動きはすごいなーと改めて思う。筋肉がものすごく一体でしかも流動的にうごいていて、軟体動物の中に骨格がある感じ。
 

2008年9月19日 本の場 | | コメント(0)

何をみたか

 
前々回のブログに自分で書き込んだところに書いたんだけど、
公園の帰りに「アカボシゴマダラ」という初めて見た蝶を見つけた話。
 
素手で捕まえようとして逃げられてしまったのだが、家に帰って図鑑でしらべようと、目に焼き付けようとしっかり見た。妻もそのようなつもりで見ていた。
例によって帰ったら図鑑とかネットとかでしらべるんだけど、記憶した色と形にかなりの開きがあり、またまた言い合いの種に。
 

2008年9月18日 本の場 | | コメント(0)

なかなか進まず

 
依頼されてやってる製本の、表紙の、タイトルなどの装飾の位置決めが思うように決まらない。
全て布装なのでプリントゴッコで平(ひら=表紙)には装飾としてタイトルを入れ、背は鉛の活字で革に押してモザイクの予定なのだが、踏ん切りがつかない。
すいすいと流れなくなると、すぐこれだ。
 

2008年9月16日 本の場 | | コメント(0)

ぼーっと

 
子供達と妻と、公園へ行って、シャボン玉をやった。
イネ科の雑草中心に茂ってる広場で、裸足になったらなんか気持よくて、
いつもは「シャボン玉、こどもって好きだよな〜どうしてあそこまでやりたがるし、飽きないんだろう?」と思うのに、今日はこっちが楽しんでしまった。大きくふくらませると色が、1つ1つ違うのはなんで?と思った。ふくらましながら一度放したのをもう一度捕まえるようにすると、沢山くっついたのが作れて、それがまた、綺麗だった。景色が写り込むのも。
自転車で帰る途中にキアゲハの幼虫がアシタバに沢山付いてるのを、角出させたり、池の亀を見たり、だらだらと。
 

2008年9月15日 本の場 | | コメント(2)

JUCO展

 
JUCO展で先週に続きリムアートに行く。
かっこよかった。っていうかおっさんの私がなんでここいるの?
でもいいんだよ。って自分では自分を納得させる。
 
クツ、ってタイトルを付けていて、それが、気にかかる。いい風にだよ。
 
靴は革だ。じゃ、クツ、は?
 

2008年9月15日 本の場 | | コメント(0)

時間がかかる

 
今日も一日、教室。「糊」の使い方が難しい、ってまた私はしゃべる。
 
今の人って「でんぷん糊」は使わないもの。ヤマト糊とかフエキ糊はいまだにちゃんと売ってるけど、どのくらい売れているのだろうか。
 
使ったことがなければ、それについての常識がわかってもらえなくなる。
「こういうもんでしょ」って私が思ってる常識が言葉を尽くしたってわかってもらえない。(それも熱心に来てくれてる熱意あふれる生徒さんに)1つ1つ経験して、さらに理屈での理解が入ってはじめて、「腑に落ちた」感じになるんだろう。(カッターの使い方の方が、理屈を説明するとわかってもらえる)
 

2008年9月13日 本の場 | | コメント(4)

段ボールキューブ - page27 -


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丸穴をどうする
小さい方の段ボールキューブです。こちらは特種製紙商事が売っているアーカイバルボードというphが中性に調整された、紙資料などの保存のために作られている段ボールを使いました。単に色がかっこいい、素材がしっかりしてるって理由で。
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丸穴をあけて、空間を内部に作ったはいいけど、そこをどう利用する?ってことで悩んでます。小さく四角く切った紙の四隅だけを丸穴のまわりにのり付けしてみましたが落ち着きがわるくてはがしてしまいました。
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雁皮貼り
結局大きめに切った、雁皮紙を少し水でしめらせておいて、四辺をのり付け。乾いてぴんっ、と張ったあとに余分を切り落とすことに。ほとんど、「障子」です。ヨーロッパ人に受けないかな。 あとで別の個体にグラシン紙も同様な方法で試したんですが、雁皮よりも、もしかしたらいい感じ。 この段ボールキューブ二つは自分ではかなり「発明」だと思うのですが、本を買ってくれた人はどう思ったんだろうか。

 

2008年9月13日 本の場 |

たんたんとやる、こと

 
今日は、月謝制の空きの時間に、「直して欲しい本がある」と電話をくださった初対面のTさんに入って受講していただく。背をねずみにかじられてしまった、本3冊。ばらして、和紙で繋ぐところをちょっとやっていただいた。他の二人も興味津々(うちの教室はこの手の直しはそんなに多くないのです)。結局、私が直しを受けることにして、見積もりを出すことにする。
 

2008年9月12日 本の場 | | コメント(2)

かんな

 
教室でmさんが「かんなのこと出てました。」ってオークヴィレッジ通信を持ってきてくれる。私が道具に興味があるから、曲尺だったり、何かそういうものが出てる時は、いつも持ってきてくれる。ありがとう。
道具のことを読むと「すごいな〜」と思う。特に昔の道具は。
今は「機械」があるから、「機械」について「すごいな〜」と思う。
今の道具について「すごいな〜」とは思いにくい。便利だな〜と思う。
(使いこなすのに「腕」や「知力」がそんなに要らないってこと。)
 

2008年9月11日 本の場 | | コメント(0)

数値化する

 
「偽善エコロジー」を読む。
立ち読みなので斜め読み。分かりやすかった。100%リサイクルの紙を使うのに沢山の燃料や化学物質が使われねばらず、それは新品の紙を使うよりはるかに環境負荷が大きい。国が古紙100%のものしか使わないと決めることによって業界との癒着が維持される、など。
 
数値化することはとても大切なこと。
 

2008年9月10日 本の場 | | コメント(0)

受けてする仕事

 
代々木八幡の額縁やさん、スュールミュールへ。親類からたのまれた絵の額装の相談。
受けてする仕事、の頼み手になるのは、いつもは受け手なので、勉強になる。
それから銀座の月光荘で本間あずささんの、空想製本屋「ひとりといっさつの出会い」展へ。
読む、ことが濃い感じがした、依頼者のコメント。それは本間さんのまわりの
「読むこと」の濃さなんだろう。
 

2008年9月10日 本の場 | | コメント(2)

恵比寿のリムアート

 
日曜日は辻和美さんと小泉佳春さんのコラボ展示を恵比寿のリムアートのアネックスに見にいきました。くるくる天井から吊られてまわる3つの大きなガラスの球に、うちの三歳児は大興奮。ばんばん跳ねてました。その反応が、辻さんと小泉さんのアシスタントさんに大受け。私は「球」「うちの子」「作家の反応」の全体が楽しかった。
 

2008年9月 8日 本の場 | | コメント(2)

段ボールキューブ - page26 -


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大きな段ボールを筋目に対して45°に切ったあと、表紙にするタイルをあてて、タイルの幅に切ろうとしてるとこです。長いアクリルの定規は掛け軸を作る時に使うもの。掛け軸は長いですから、180センチのものとか、ごく当たり前に買うことができて(表具の材料やさんで。これは大塚にあるマスミというお店のものです。)いいです。私には四六判の紙を切るのに重宝です。でも普通の日常で、そんな大きい紙を切ることはないですよね。そういうことに随分長く気づきませんでした。
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タイルあてて切り込みを入れて行くところです。輸入タイル(スペイン?)は自然なカーブがつけてあるので、三角定規をいったんあてて、タイルを抜いて代わりに別の三角定規をあてて、とかなり面倒な切り方をしました。 本に掲載した説明ではタイルをあてて直接切ることにしてますが、ちょっと変則的な形になると、いろいろ工夫が必要。
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丸窓に寒冷紗を貼ります。ボンドは横に置いてあるスプレー糊のふたが丁度よい径だったので、縁にボンドをつけて、スタンプみたいに、丸窓のまわりにぺたっ。
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全体の合体は、各パーツに4箇所くらいボンドをぼてっとしぼって、引き出しなどの内側をつかって揃えながらやっていきます。ボンドのつけ方がポイントです。
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合体してる途中で、照明器具みたいになんないかな、って思いついて、下からライトをあててみました。中に入ってるのはディズニーランドのまわりに生えてるヤシの木(?)の樹皮。 こういう展開もありか、と思ったけど、今のところ、その後の進展はなし。でも思いついた遊びはやっぱり実験してしまいます。かなり時間に追いつめられてても。 寒冷紗10枚の布目の角度もちゃんと均等な度数ずつ回転して貼ってみたんですが、もうすこし不均等な微妙ずらしの方が面白いモアレが出るかもしれない。

 

2008年9月 8日 本の場 |

NUNO WORKSのワークショップ  -9月28日-

 
9月28日(日)はNUNO WORKSで定期開催のワークショップです。今回は定番中の定番。文庫の改装、ハードカバー化。(「もっと自由に!手で作る本と箱」で紹介している、接着芯を使ったタイプのやりかたです)
変化がないとつまらないので、見返しに小さな箔押しをしてみます。どうぞふるってお申し込みを。
詳しくは こちら
 
 

2008年9月 6日 本の場 |

読むのにはまる

 
8月が終わる頃から急に本を読むのにはまってる私。
どこから始まったのか。「革命的半ズボン宣言」橋本治?「こんな日本でよかったね」内田樹?そのあたりから。「論理的に考える方法」小野田博一、なんていうのも。
内田樹さんの本は、「村上春樹にご用心」、「一人で生きられないのも芸のうち」「先生はえらい」などなども図書館で借りて、読みました。何が面白いのかというと、なんだろう。起きている事態に対して、どういう視点で考えるのか、ということが、この人はこう見たんだ、「そうかー」と実感できるから。
「考える」って面白いんだな。
 

2008年9月 6日 本の場 | | コメント(0)