本の場:●本の場● 山崎曜 YAMAZAKI YO 手工製本家 メディアとして主役を降りて久しい「本」を、今までとは別の、美や造形として輝かせて、新たな「もの」として存在させたい。

JUCO展

 
JUCO展で先週に続きリムアートに行く。
かっこよかった。っていうかおっさんの私がなんでここいるの?
でもいいんだよ。って自分では自分を納得させる。
 
クツ、ってタイトルを付けていて、それが、気にかかる。いい風にだよ。
 
靴は革だ。じゃ、クツ、は?
 
「山崎さん、これ、ですよね。」みたいな気配のことを言われて。先だけ足袋の形の革の、あれはサンダル?・・・・・を指さされる。
 
なぜならば、私は今日は硬い底のビニール雪駄。
そしてSOU-SOUの地下足袋の愛用者でもある。
足の親指と人差し指の間に緒がくるのが、疲れない、思いこみがあるのだ。
 
自分の教室の時もいつも、ゴムゾウリ。昭和8年に建った建物、板張りの床で「ビーサン」履いて製本教室やってる。裸足、スリッパ、学校のような上履き、の中で一番つかれないのが、ゾウリだ。経験から言うと。
一時、とてもゴムゾウリは入手しにくかっけど、ブラジル発のブランドがヒットしたせいか、すっかり再びポピュラーだよ。クロックスほどじゃないけど。(うちのアシスタントさんはクロックスを室内履きにしていて、それを非難する気はないんだけどね。ちなみに私の師匠は普通のズックっていうか、運動靴だった。作業場は普通のうちで木の床だったけど。で、私は、ゾウリ。)
 
ゾウリは沢山人の乗ってる電車では危険だ。
雪駄も同様。
 
雪駄は左右対称(ですよね。)
足がめちゃめちゃフリー。そこが好き。
ここにしびれる。
 
靴は存在している足にひたすら合わせていく。合わせない、としても逆に足を矯正していく。ゾウリは、誰が履いてもいい。はな緒がまん中な雪駄に至っては左右もない。このフレキシビリティ、にしびれるのだ。
 
あとはそれが「おしゃれ」になるよう仕掛ければいいだけじゃん。
 
だけど、健康とおしゃれ、
あるいは、合理的動き、と、かっこいい、
その関係は
ストレートにはいかんのだよね。そしてそこがいいんだ。
 

2008年9月15日 本の場 |

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