本の場:●本の場● 山崎曜 YAMAZAKI YO 手工製本家 メディアとして主役を降りて久しい「本」を、今までとは別の、美や造形として輝かせて、新たな「もの」として存在させたい。

はさみ

 

自分の切れないはさみ。教室の合間に、ふと思いついて研いでみた。なんとなくはさみを研ぐのは無理って思っていたんだけど、よく考えてみると、カーブになってる二枚の刃のふれあう面をちゃんと研ごうと思わなければいいんだ、と思えた。外へ出てる面を研ぐのはそんなに難しくない。ふれあう面にできる「かえり」をワインのコルクにまいた1200番の耐水サンドペーパーで取って。

ちゃんと切れるようになりましたよ。

ごめん、はさみ。「これ、それなりっぽく見えるけど、やすいからそんな切れないの。」ていつも言っていた。研がなきゃ切れないの当たり前だよ。それに、研ぎに出すようなことしなくてもそこそこに切れるようには、できた。これからもそうしよう。

自分は一応「作る人」なのに欠けているものがすごくある。それは商品をそんなに作ってないからだ。「お金をもらうんだからちゃんとしなきゃ」というのは大事。自分はそれが苦手。必要な機能とかもとめられてる実質があれば、それでいいはず。そう思ってしまう。「お金をもらうんだから・・・」というのはものをまじめに作る心を支えるための言葉ではあるが、心構えの「芯」ではない。

家のはさみも研いでみた。こちらも「それなりにましに」切れるようになったよ。

2008年12月21日 本の場 |

コメント(3)

ykom :

挑戦していますね

私も、ハサミを研ぐのは難しいと思いこみ

紙ヤスリを切ると、いいとか

ハサミ用の研ぎ器売っているので
それを試すとかしかしていない

でも使用前と使用後の違いがわからない

思うに、革用の刃物の研ぎ方も下手でした・・・・・

山崎 :

はさみ用の研ぎ器があるんですね。
知らなかった。
自分の手で「本が作れる」って初めての人にはとても驚かれる、というか感動されます。
「できる」って考えもしなかったことが、やってみれば結構できる、ってことはなんか「いい」ことですよ。

ykom :

ハサミ用の研ぎ器とは、

大文字のNのように切り込み?が
入った形の道具です。
このくぼみにハサミの刃を挟んで
紙を切るように動かす仕組み

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