本の場:●本の場● 山崎曜 YAMAZAKI YO 手工製本家 メディアとして主役を降りて久しい「本」を、今までとは別の、美や造形として輝かせて、新たな「もの」として存在させたい。

本質的疑問を持ちながら生き延びる


骨盤おこしセミナー。去年11月から参加し多分5回目。えにし先生とも顔なじみになってきた。

後傾している骨盤を起こし、体を改善するのが目的の講習。

しかし、えにし先生の言葉のはしばしに感じられるのは、「人間という生き物は(身体的に)どうあるのがいいのか」という感覚。

昨年の2回目のセミナーの時に、川田順造著のアフリカ、日本、フランスの道具使いを比較した本をもっていって、それこそ「携帯電話を折り畳んだような」体使いをしながら種をまく、アフリカの人の写真をえにし先生にもちらりと見せた。



なんだろう。
いつも自分の位置を全体の中に見つけようとしているのか。

ともかく、今こうなってる世界の中に自分はいて、そこまでになってくるいろいろな壮大なストーリーを思ってしまう。

螺旋状にことは進行する。学生の時に三木茂夫先生の授業に引き込まれたのも同じ気配があったかもな、と思う。その時は個体発生は系統発生(だっけ?)を演じていて、その中でのスポットを当てられていたのが「上陸」という物語だった。海を出て陸にあがる生き物の物語。
最近思うのは、「立ち上がる」という物語のような気がする。ヒトはなんで二本足でたって、歩行し、思考するようになったの?なんで、その皮膚はつるつるなの?(、これは、「傷はぜったい消毒するな」夏井睦著、という本を読んでいて思った、これもすごく面白い本)から始まって、話はばっと飛ぶけど、どうしてこういうふうに道具を使うようになって、それが機械にこうなって、なんで欧米の産業革命が世界の覇者になって、なんであの体使いのアフリカが後進地域になり、なんで日本が特異な展開をしたのか、みたいな。

それを、だんだんに後傾でない骨盤になりながら考えて(いや、感覚して)みたい。

なーんてぼーっとなりながら、十条のリトルコへ。
イラストレーターの森千章さんの個展。
うちの教室で作っていたものなんかもあるのですが、初めてみる感じで特に質感が素敵でした。お店の雰囲気のせい?教室だと私自身が先生ポジションだからかな〜?
ココアおいしかったです。



2010年3月 1日 本の場 |

コメントする




メニュー

アーカイブ